2025-04-07
〜 STORES として4人目のRubyコミッター、Nursery Sponsorとしても協賛 〜
お店のデジタル化を支援する STORES 株式会社(以下、STORES )は、プログラミング言語 Ruby に関する世界最大級の国際カンファレンス「RubyKaigi 2025」において、当社エンジニア・今泉 麻里がキーノートスピーカーとして登壇することをお知らせします。また今泉は、2025年3月にRubyコミッターに就任。現在、当社には2名のフルタイムコミッター含め、3人のRubyコミッターが所属しており、今泉が4人目となります。
今泉は、Ruby本体におけるUnicode 15.1対応(Feature #19908)を自ら主導しました。
これまでに、Rubyの標準REPLであるIRBやラインエディタRelineなどに継続的に関わってきたこともあり、成瀬ゆい氏から推薦を受けました。その後、Rubyコア開発者らの合意を経て、まつもとゆきひろ氏に承認され、2025年3月にRubyコミッターに就任しました。STORES としては4人目のRubyコミッターです。
文字エンコーディングを取り巻く現在の問題点をRubyがUnicodeの更新をどのように処理するかを検討することから探求します。
今泉に加え、STORES から3名がセッションで登壇、2名がLightning Talksで登壇します。
TypeProfはRuby向けの型チェック用LSPサーバーで、明示的な型アノテーションが少なくても使えます。Ruby 3.4同梱のv0.30では全Ruby構文をサポートし、実用的になりました。発表では使用法と今後の展望を紹介します。
RactorローカルGCは非共有オブジェクトのみを対象に並列にGCを行い、共有オブジェクトはグローバルGCで扱うハイブリッド方式でパフォーマンス向上を目指します。発表ではRactorローカルの設計と、その実装の進捗状況について紹介します。
KompoはRubyプログラムをワンバイナリ化するgemです。前回のrequireをオーバーライドする方法ではYAMLファイルにアクセスすることができませんでした。本発表ではこれを可能にすることができる方法について発表し、実際にデモンストレーションをします。
浅野 大我(@atpons)
Title: Securing Credentials for Package Manager and Bundler
大塚 真太朗(@White-Green)
Title: Ruby as a Frontend for Programming Language Implementations
STORES は2023年度より、全社を挙げてダイバーシティ推進に取り組んでいます。ジェンダー・年齢・国籍を問わず、全てのエンジニアが技術に触れ、技術向上を楽しむ機会を増やすことを目指し、本カンファレンスにNursery Sponsorとして協賛します。Nursery Sponsorとして協賛するのは、RubyKaigi 2024に続き2回目です。
また、Nursery Sponsorの取り組みにあわせて、RubyKaigi 2025参加者が子どもやパートナーと参加できる「ノンアルコールミートアップ」や、女性・ノンバイナリー等※の方を対象とした「ランチミートアップ」を開催します。これらの取り組みを通じて、あらゆる背景を持つエンジニアが活躍できるRubyコミュニティの発展を支援します。
STORES のダイバーシティについてもっと知る:https://jobs.st.inc/diversity
※コミュニティに女性として参加していること(ノンバイナリー等の方も含みます)
■ STORES について
STORES 株式会社は、「Just for Fun」のミッションのもと、こだわりや情熱に駆動される経済を支えています。小売、飲食、サービス業を中心とする中小事業者の店舗運営を支える幅広いプロダクトを提供しています。顧客データを基盤とした「STORES」のプロダクトを通じて、事業者の持続的な売上成長をサポートし、個性豊かで多様な商いがあふれる社会を実現します。詳しくは https://www.st.inc/ をご覧ください。